ポータブルオーディオプレーヤーに挿して使うスピーカーを買ったのでざっくりレビュー。
Bluetooth全盛の時代に一体なぜ?単機能で楽器との組み合わせもよさげだと思ったので購入した。
2000年代にはスピーカーを持たないiPodなどのオーディオプレーヤー用にこういった製品が多数あった。今となってはスマホのスピーカーの方が音量音質共に優れており、わざわざ小型のスピーカーを使うまでもないのだが……。
イヤホンジャック直挿しタイプのスピーカーを買った
— だれかさんねっと (@darekasan_net) 2023年11月24日
昔ステレオのやつ持ってたなあ pic.twitter.com/MonpWTxkm1
はっきり申し上げると、音量も音質もiPhoneの内蔵スピーカーの方が良い。そして、ほとんど同じ価格帯でもっと良いBluetoothスピーカーが買えることから、スマホやタブレットで使うために買うものではなさそう。
低音はクラブミュージックなどを再生してみるとバスドラムがドンと聞こえる程度。ズシンを来るような重低音はなく、AnkerのSoundcore2っと比べても弱いが必要十分といったところ。全体的に飾り気のない音で、Hi-Fiでこそ無いが身構えることなく軽く楽しめる。
シンプルな仕様や使い勝手、とにかく小型であることが取り柄。音量調整すらなく電源ボタンだけで、Bluetoothなんてあるわけがない。しかし、シンプルで単機能であることで、特定の用途に絞って使うならこの上なく快適だ。電源ボタンをカチッと押すだけで音が鳴る状態になり、単機能だから遅延だってないので電子楽器を軽く鳴らすときに便利だ。
シンセのフォーンジャックに挿して使うのアリだな pic.twitter.com/Osn3OAHNv7
— だれかさんねっと (@darekasan_net) 2023年11月24日
百均の変換アダプターを噛ましてシンセにガチャっと挿しこむ。出力機器側で音量調整が必要なものの、すぐに音が出るから便利。
BluetoothスピーカーのAUX入力ではなかなかこうも行かないのだ。長押しして電源を入れて、電源が入ったらペアリング済み機器と接続しないようにペアリングモードに移行してAUX入力を維持……。それなりに煩わしい。そしてBluetoothスピーカーのAUX入力は機種によって数十から数百ms遅延するので、楽器の演奏には向かない。
ごく限られた用途で魅力的に映るのがこのポータブルスピーカーなのだ。